50位から出た鈴木愛(Salesforce)が、首位に3打差の4位に急浮上した。前日にパットを修正、この日のベストスコア66をマークし、通算5アンダー139とした。昨年の日本女子プロ選手権で初優勝。今日9日が21歳の誕生日で、今大会を制すれば06年の宮里藍の21歳83日を抜き、最年少での国内メジャー2勝となる。
鈴木が再び「藍超え」に挑戦する。この日は「昨日出遅れたから、67くらい出さないと優勝争いに加われない」と、自らを鼓舞して66をたたき出した。「メジャーは好きなので、優勝したい気持ちが強い」。20歳だった昨年日本女子プロ優勝時に、06年宮里藍の21歳83日の同大会最年少Vを上回った。当時の宮里は「国内メジャー2勝」の最年少記録でもあり、今回の鈴木はその記録を21歳1日と塗り替える好機だ。
前日はパットが振るわず73、特にスライスラインが悪かった。夕方に50センチのスライスを「ど真ん中から入れる」(鈴木)練習を繰り返し、50センチを1メートル、1・5メートルと伸ばした。イメージがよくなり、この日の8番で8メートル、9番で下り2メートルのいずれもスライスラインが決まった。自信と勢いがつき、6バーディー、ノーボギーだ。
昨年大会覇者の成田、2週前に初優勝した藤田光らとプロ合格同期の「花の13年組」だ。藤田光とはともに練習ラウンドをする仲良しで、先週は「私はやっと1勝したけど、愛ちゃんの(メジャー)1勝には及ばない」と言われ、「(勝って)突き放してやる」と笑って応戦。互いに刺激しあう仲間にも恵まれている。
今日9日に21歳になる。既に6日夜に母美江さん、キャディーやコーチ、スタッフらと、「鍋が好きなので」としゃぶしゃぶで前祝いされ、ピアスや大好きなリラックマのグッズをプレゼントされている。勝って恩返ししたい。「最終日は母の日ですし…まだプレゼントは考えていなかったので」と鈴木。いつもツアーに同行し、支えてくれる美江さんに最高のプレゼントをするつもりだ。【岡田美奈】
◆女子の国内メジャー 日本女子オープン、日本女子プロ選手権、LPGAツアー選手権に、08年からワールドレディース・サロンパス杯が加わり年間4大会。2勝の最年少は宮里藍(05年日本女子オープン、06年日本女子プロ)の21歳83日。これに次ぐのが諸見里しのぶ(07年日本女子オープン、09年ワールドレディース)の22歳298日。

