米ツアーで自身初の単独トップで予選通過した畑岡奈紗(19=森ビル)は大きく後退した。通算9アンダーの首位で出ると3バーディー、5ボギーの74とスコアを落とし、首位とは5打差となる通算7アンダーの15位に順位を下げた。

 落雷の恐れでプレーが中断した影響で、畑岡は2時間12分遅れでスタート。2番で3メートルのパットを沈めてバーディー先行させたが、続く3番で1メートル弱のパーパットを外し、まさかのボギー。5番も約2メートル、9番も約2メートルのパーパットを外し、前半でスコアを落とした。後半も10番、12番でボギーをたたき、一時は通算5アンダーまで落としたものの、14、15番で連続バーディーを奪って盛り返した。

 畑岡は「ラウンド終了後は、頭の中で整理が付かない状態」と精神的な疲労があったようで「3番ホールでショートパットを外してからショットも少し乱れてしまい、思うような自分のプレーが出来ませんでした」と振り返った。この日最終組で回った首位ミンジ・リー(オーストラリア)とは5打差。「明日は、パッティングをしっかり決めてアンダーで回れるよう頑張ります」と気持ちを切り替えていた。