10月の男子ゴルフの日米共催ツアー、ZOZO(ゾゾ)チャンピオンシップ(10月24~27日、千葉・習志野CC)をテレビ朝日が独占生放送することが12日、分かった。大会には4月のメジャー第1戦のマスターズを14年ぶりに制したタイガー・ウッズ(米国)が出場の意向を示している。同局ではCS、BSと地上波の3波をまたぐ態勢を組んで、4日間で計30時間以上に及ぶ異例の中継枠を確保する計画を立てている。

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ファッション通販大手のZOZOが主催するZOZOチャンピオンシップは、米男子ツアーの国内初開催の大会。国内大会では史上最高額となる賞金総額975万ドル(約10億7300万円)、優勝175万ドル(約1億9300万円)のビッグイベントとなる。既に出場の意向を示しているウッズらが、予選落ちのない4日間72ホールのストロークプレーで初代王者を争う。

出場選手は米ツアーメンバー60人のほか、日本ゴルフツアー機構(JGTO)の賞金ランク上位者、主催者推薦選手ら計78人。予選ラウンドの組み合わせ次第では、出場が見込まれているウッズ、松山英樹、石川遼の3人が初めて同組で回ることになるかもしれない。放送権を獲得したテレビ朝日では、連日午前8時からCSテレ朝チャンネル2-BS朝日-地上波などのリレー方式で“完全中継”を予定。4日間で計30時間以上という異例の中継枠を確保する準備を進めている。

決勝ラウンドが予定される10月26、27日には、ラグビーW杯日本大会の準決勝、プロ野球の日本シリーズ第6、7戦や競馬の天皇賞・秋などビッグイベントがめじろ押しだ。ZOZO-では、ツアー歴代最多の82勝まであと1勝に迫っているウッズがゴルフ史に残る歴史的瞬間を迎える可能性があり、地の利のある松山ら日本人選手には優勝の期待が懸かる。

テレビ朝日では専用カメラでウッズ、松山らの4日間の全プレーをカバーする予定。関係者は「ゴルフファンはもちろん、あまりゴルフになじみのなかった人にもゴルフの大きな魅力に触れることが出来る放送を目指したい。日本のゴルフ史を変えるビッグイベントにご期待ください!」と意気込んでいる。