今年、米ツアーから日本に主戦場を戻した宮里美香(29=NTTぷらら)が1イーグル、5バーディー、2ボギーの67で回り、通算8アンダーの136で6位から4位に順位を上げた。厳しい米ツアーで培った技術と経験を武器に首位に3打差。日本式ルーティンも身につけ、13年の日本女子オープン選手権以来の日本3勝目を狙う。
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宮里が米国仕込みのスーパーショットを披露した。10番から出て4つスコアを伸ばして迎えた17番パー4の第2打。残り92ヤードを51度のウエッジで振り抜くと、ピン手前から球が奥に跳ね、急速なバックスピンでカップに吸い込まれた。女子ではなかなか決められない高難度ショットでイーグルを奪取。後半で1つスコアを落としたとはいえ、日本ツアー3勝目を視界にとらえた。「技術はかなりレベルアップした。いろんなバリエーションを持っているつもり」と自信をみせた。
新ルーティンで調子を上げてきた。米ツアーの大会日程は4日間が主だが、日本は3日と4日が入り交じっている。前半戦は調子を整えるのが難しかったが、月曜をトレーニングの日と決めたルーティンを作り、日本のリズムに対応した。「ようやく自分のものになってきた」と話す。
日本女子プロゴルフ協会の会員ではないため、賞金シード権(50位以内)を取るか、優勝しないと来年のツアー出場が不透明になる。今大会終了時点で賞金ランキング5位以内の選手に、7月のAIG全英女子オープンの切符が与えられることもあり「シンプルに勝ちたい」。6年ぶりの日本での勝利が、進むべき道を切りひらいていく。【松末守司】

