ツアー2勝目を目指した黄金世代の浅井咲希(21=小杉CC)が、激しい優勝争いを繰り広げた。イ・ミニョン、申ジエの実力ある韓国勢と最終日最終組。3位から出た浅井は、前半を3バーディー、1ボギー。12番終了時点まで、3人が通算14アンダーで並んだ。

13番パー5で浅井とイ・ミニョンがバーディーを奪って、同15アンダーと抜け出す。浅井とイ・ミニョンとの事実上の一騎打ちとなったが、16番パー4でイ・ミニョンが10メートル以上の長いバーディーパットを沈め、浅井は2位に後退。勝負は1打差のまま、最終18番パー5までもつれ込んだ。

浅井は2メートルのバーディーチャンスに付け、イ・ミニョンが先にパーでホールアウトした。決めればプレーオフのバーディーパット。浅井の1打は、ひと転がり足りず。わずか1センチほどの差で、浅井は2位に終わった。

イ・ミニョンは今季2勝目となるツアー通算5勝目を達成。浅井と申ジエが2位。

同じく黄金世代の高橋彩華(21=フリー)は5位から出て67で回り、同14アンダーの4位に入った。