AIG全英女子オープンを制した渋野日向子(20=RSK山陽放送)が10日、ノーベル化学賞を受賞した旭化成名誉フェローで名城大教授の吉野彰氏(71)が会見で自分の名前を出したことに感激した。

吉野氏は「最近では全英女子オープンゴルフで、しぶこさん(渋野日向子)が勝たれましたよね。日本が大騒ぎするような明るい話題で、子供が将来を決めるきっかけにしてもらうといい」と子どもたちへのメッセージを語った。

渋野は「朝から(テレビで)自分の名前が出ていてビックリした。ノーベル賞をもらえるような先生に知っていただいてありがたい」と感想を口にした。

この日は、11日に開幕するスタンレー・レディースのプロアマ戦に参加。12日にも東海・関東地方への直撃が予想される台風19号の影響を心配した。

賞金ランク1位の申ジエと同3位のイ・ミニョンが欠場し、単独2位になれば逆転首位のチャンスもあるが「第2日(12日)の天気予報みると(大会は)ないだろうな。そうなると、第1日にしっかり上位にいないと厳しいかな」と話した。

ちなみに、第2日が中止となり短縮開催となれば、賞金も75%になり、単独2位では届かず、今大会で逆転するには優勝しかなくなる。また、黄金世代で同期の河本結が、東京五輪出場のため来季の米ツアー参戦を目指し最終予選会出場を表明したことに「私も負けないように頑張ります」と話していた。