金谷拓実(22=東北福祉大)が、プロ初優勝、アマチュア時代の昨年11月に制した三井住友VISA太平洋マスターズ以来の、ツアー2勝目を飾った。18ホールを終えて、石坂友宏(21=日本ウェルネススポーツ大)と通算13アンダーで並んだ。史上初めて、大学生プロ2人が名を連ねたプレーオフに突入。1時間を超える死闘となったが、18番パー5でのプレーオフ4ホール目で決着をつけた。パーだった石坂に対し、金谷は1メートル足らずのバーディーパットを決め、両手を突き上げて喜んだ。

アマチュア世界ランク1位から10月2日にプロ転向を宣言し、国内ツアーは今大会が3戦目の出場。1999年に日本ゴルフツアー機構(JGTO)が発足して以降では、2戦目で優勝した松山英樹に次いで、日本人では2番目に速いプロデビューからの優勝となった。

また47回目を迎えた今大会としては、この日で22歳5カ月30日の金谷は、14年大会を制した松山英樹の22歳8カ月29日を更新する、日本人最年少優勝となった。