上田桃子(34=ZOZO)が通算5アンダーの211で並んだ同郷出身で名前も同じ大里桃子(22)をプレーオフの末に下し、約2年ぶり、自身通算16度目の優勝を飾った。

今大会で上田のキャディーを務めた辻村明志コーチも教え子の久々の優勝を喜んだ。

1週間前に上田と敢行した合宿については「課題さえ見えればやる気の出る選手。1週間で見いだせたらなと思った」。20年全英女子オープンなどでも上田のキャディーを務めており、大会中は風の強い全英のリンクスコースを引き合いに出し「全英の半分しか吹いてないよと励ましてました」。信頼あるコーチの支えも約2年ぶりの勝利へとつながっていた。