黄金世代の植竹希望(23=サーフビバレッジ)が通算12アンダーで、7月ニッポンハム・レディースに続く自己最高位3位に入った。

5打差9位から出て、7バーディー、1ボギーの66。パーオンをミスしたのは最終18番だけだった。今季パーオン率は75・10%で、高橋彩華、稲見萌寧に次ぐ部門別3位。ショットメーカーとしてのポテンシャルの高さを見せた。

植竹は「(3週前の)NEC軽井沢からショットがひどくて、来週(の日本女子プロ選手権)もあるし、何とか調子を戻したいと思っていたら。最終日に戻ってくれました」と喜んだ。

イレギュラーな収穫も手に入れた。バッグを任せたのは、申ジエの帯同キャディーを務める斎藤優希氏。過去に丸山茂樹のキャディーも務めたベテランから、いろんなことを教わった。「元々はハウスキャディーさんを頼もうと思ってたんですけど、斎藤さんから“もしよければ”と話があって。申ジエさんが今週休むなんて知らなくて」。2つ返事でOKしたという。

「私は距離計算や風の読みで凡ミスをすることが多くて、そこを何度もチェックしてくれたり、ジエさんのバッグを担ぐ時の話を聞かせてくれたり。私のいいところを生かしてくださいました」。新鮮な驚きが多かったようだ。

今大会で賞金330万円を獲得し、今季通算約3538万円に。賞金ランクも40位に浮上し、初の賞金シードも濃厚にした。次戦は9日開幕の国内メジャー・日本女子プロ選手権。「4日間大会で優勝したい。毎日60台を出せるように頑張ります」。