プロゴルファー石川遼(30=CASIO)が米国から帰国後の新型コロナウイルス感染防止対策の自主隔離期間中に違反行動をとった問題で24日、ツアー競技・カシオワールドオープン(25日開幕)会場の高知・Kochi黒潮CCで謝罪会見を行った。

約40分間の会見内容は以下の通り。

【質疑応答の続き】

-ツアーメンバーの選手に話はしたか?

石川 直接は誰にも会っていません。今日会見を行うことも伝えてないです。明日から大会が始まる中で、大会と出場選手に迷惑がかかることが、自分が(会見を開きたいと)お願いしておきながらですが、迷惑がかからないよう願っています。今回のことと、男子ゴルフ界のイメージとをつなげて考えられたり、語られたりするきっかけになってしまったとすれば、自分の責任は大きいと思います。

時松選手会長には(問題表面化が)三井住友VISA太平洋マスターズの直前で、すごく大変な思いをさせてしまって、一番迷惑をかけたと思っています。自分1人の責任なのに、選手会としてどうするかというまで話が発展してしまって、選手会長名でおわびをしたりしてもらった。試合直前、大事な仕事を前にそういった思いをさせてしまって…(絶句、涙)。そこは一番申し訳ないと…。

本当に謝らなければいけない人がたくさんいる中で、自分の気持ちの整理がつかず、このタイミングまで多くの人にご迷惑をかけてしまって…。本当に自分はバカだなと思います。

太平洋マスターズの週(の9日)に、選手会理事十数名のグループLINEで本日申し上げたような事情を説明して。辞任を申し入れて、選手会の臨時理事会がありました。「本人から事情を聞けてよかった」と言ってくれた理事の方もいました。とにかくファンの皆さま、応援してくださっている方に対して、1番はゴルフでお見せするしかないと思いますが、自分で何ができるか、しっかり考えていきたいと思います。

-今後のことは未定のようだが、来年の主戦場は日本ツアーということでいいか?

石川 その予定でいます。1月にシンガポールオープンがありますが、そこに出るかどうかは今回の問題とはまた違った話になると思います。来年は日本ツアーでやると、ずっと思っています。今はしっかり反省して、次のことを考えられない状況です。今日の機会は自分の身勝手な願いで多くの人を振り回して設けてもらったんですが、ずっと今日のことばかり考えていたので、次のことは考えていません。頑張れるチャンスをいただけるなら、頑張りたいと思います。

 

11月8日写真週刊誌電子版報道で発覚/石川遼これまでの経緯―>

石川遼「大変自覚に欠けたと深く反省」/謝罪会見 一問一答1―>

石川遼「自分の都合のいいようにとらえてしまい」/謝罪会見 一問一答2―>

石川遼「本当に自分はバカ」「来年は日本で」/謝罪会見 一問一答3―>

石川遼「水際対策がルーティン化してしまった」/謝罪会見 一問一答4―>