プロゴルファー石川遼(30=CASIO)が米国から帰国後の新型コロナウイルス感染防止対策の自主隔離期間中に違反行動をとった問題で24日、ツアー競技・カシオワールドオープン(25日開幕)会場の高知・Kochi黒潮CCで謝罪会見を行った。

約40分間の会見内容は以下の通り。

【質疑応答の続き】

-今回の経緯だが、千葉県のゴルフ場施設を使っている。五輪強化指定選手の間は今回の行動も問題なかったと思うが、指定選手だった時の隔離期間も同じゴルフ場を使っていたのか?

石川 そうです。今年の1月(はここ)です。全米オープン後は日本プロ選手権に向けて、ずっと自宅にいたと記憶してます。なので1月以来です。

-夕食でなく、朝食、昼食は?

石川 朝食は1人のことが多かったです。昼食、夕食は毎日、コーチと2人でした。

-ラウンド時、他のお客さんとの時間的な状況は?

石川 お客様が全部スタートして、空きがある時間帯でした。9ホールの時は後ろもいない最終組で回りました。18ホールの時は最も遅いスタートで(ハーフターン後に)自分たちの後ろの組が1時間ほど遅れてくる形でした。

-隔離が解けた後、どう過ごしてきた?

石川 実は、最初の1週間、太平洋マスターズの週の火曜日からちょっとセキが出始めて「風邪気味かな」と思っていたら、ずっとセキが止まらなくなりました。よくはなって来ています。小さい頃はぜんそくがあって。だから、表に出なかったということではないけど、それもあって練習は1回もしていないです。ずっと家にいて、自分でいろんな方に連絡をとって、説明したり、おわびすることを続けていました。心配をしてくださる方、連絡先を知らない方にでも「自分は十分お伝えできているか」という自問自答がありました。そんなモヤモヤしたものがあって、どうやって発信したらいいかと。先週、契約当初からお世話になっているカシオ計算機の方に電話して数十分、話をする中で、やはり応援してくださる方々に自分の口から直接おわびをすることが必要かもしれないと思い、この機会をつくっていただきました。

-昨年からのコロナ禍で、いろんな活動をしてきたのに、こういう事態になった。医療従事者、いろんな関係者にどんな思いか?

石川 米国から日本に入国する際、昨年の入国者数が今の半分ぐらいだった頃から、水際対策が重要だと一国民としてわかっていながら、その認識が何度も出入国を繰り返す中でルーティン化してしまった。それと以前(五輪強化指定選手として)受けていた措置と(現在の措置が)混同したというか…自分がそう解釈したいと思ったから、そう行動してしまったと思っています。国民として認識が甘かったと思っております。感染対策に尽力していただいている方に本当に申し訳ない行動をとったと思っています。今回の処分より、自分がどう受け止めて行動するか(が大事)と思っています。

 

11月8日写真週刊誌電子版報道で発覚/石川遼これまでの経緯―>

石川遼「大変自覚に欠けたと深く反省」/謝罪会見 一問一答1―>

石川遼「自分の都合のいいようにとらえてしまい」/謝罪会見 一問一答2―>

石川遼「本当に自分はバカ」「来年は日本で」/謝罪会見 一問一答3―>

石川遼「水際対策がルーティン化してしまった」/謝罪会見 一問一答4―>