昨季賞金ランキング8位の原英莉花(23=NIPPON EXPRESSホールディングス)は、4バーディー、1ボギーの3アンダー、69で、首位と2打差の4位につけた。

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アウトコースの前半は我慢の展開が続いたが、折り返しの9番パー4でバーディー先行。出場108人中、バーディーが2人だけという、この日の最難関ホールで、9メートルのロングパットを沈めて伸ばした。後半も随所でパットがさえ、17番パー4も8メートルを決めて伸ばした。最終18番パー5は、4メートルのイーグルパットこそ外したが、楽々伸ばし、連続バーディーで締めた。

ホールアウト後、会見場に到着して着席の際には「よいしょっ! あっ、よいしょとか言っちゃった」と、疲労を隠しきれず照れたが、連続バーディー締めに笑顔だった。9番でのバーディーは「1番難しいホール。グリーンがすごく難しいので、あそこでバーディーを取れたのは、すごいよかったです」と、転機になったと振り返った。

開幕戦で、約3カ月ぶりの試合だったが「少し緊張しました。でも、楽しみだな、ワクワクするな。そんな気持ちでした」と、大勢のギャラリーを引き連れて堂々とプレーした。昨季は安定感を欠くこともあっただけに「気持ちの波がないよう、1打1打大切にプレーしていきたいと思っています」と、第2ラウンド以降に向けて、気を引き締め直していた。