昨年2月の自動車事故以来となる公式戦復帰となったタイガー・ウッズ(46=米国)が3バーディー、2ボギーの71、1アンダーで10位につけた。公式戦は20年11月のマスターズ以来、約1年5カ月ぶり。ホールアウト後の主な一問一答。

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-(事故から)14カ月を考えると、1番ティーでの心境は

ウッズ 良いプレーをしようと1打1打に集中しようと思った。ラウンドが進むとアンダーパーにすることができた。良いパーを続けていたが、8番でばかげたミスを2度続けてしまった。集中力を少し失いそうになったが、うまく取り戻すことができた。最終的にはアンダーパー。必要なことができた。

-練習ラウンドでできなかったことで、第1ラウンドでできたことは

ウッズ うーん。ここまではとてもセーブしていた。それがキーだ。ここにテストラウンドで来て、プレーはできた。会見でも言ったが27ホールプレーできた。大事なことはプレーをして、そのあとにリカバリーをすること。毎日、毎晩、それが最も大変。それを今やっていて、チームはすばらしい仕事をしている。

-明日までにすることは

ウッズ 氷でしっかり冷やす(笑い)。

-今日、最も良かったところと最も残念だったところは

ウッズ 残念だったところは、8番で最初の50ヤードからボギーにしてしまったこと。次は集中力がなかった。いいところはアンダーパーで回れたこと。これだけ長い間競技ゴルフから離れていたのに。PNC選手権でのプレーは(チームでプレーする)スクランブル(ゴルフ)だったから、まったくこの試合とは違う。今日はショットを正しいところに打てた。このピン位置はどこに打つべきかを僕は知っている。良いパットを何度か沈めることができて、そのおかげでアンダーにできた。僕は(この時点で首位と)たった3打差だ。まだまだ戦いは長い。

-今は思ったよりも痛い

ウッズ 思っていたように痛さを感じている。でもチームに言ったように、ゲームが始まるとアドレナリンが出てまったく違って、自分の世界に入っている。きっと終わったら感じるだろう。ここからはトレーニングの成果とスタミナの問題。

-明日までにやることをあらためて細かく聞かせてください

ウッズ ものすごくたくさんの治療を受ける。アイシングをして、氷風呂につけて、自分が死ぬほど冷たくする。それが最も大事。それで痛みを取って、また動けるようにする。