27位から出た岸部桃子(28=塩田建設)が7バーディー、2ボギーの67で回り、通算6アンダーで3位に浮上した。

スタートの1番パー5でバーディーを奪うと、2番パー3ではティーショットをピン2・5メートルに寄せて連続バーディー。5番でボギーをたたいたが、7番、8番と連続バーディーで前半を33と伸ばした。後半も3バーディー、1ボギーと2つ伸ばし、首位と2打差の3位まで順位を上げた。

「バーディー、バーディーでスタートして気持ち的に余裕を持ってプレーすることができました。ティーショットが気持ち良く振れているし、アプローチパターが調子いいので、そこでスコアを組み立てられた」と満足そうに振り返った。

プロ10年目でツアー出場は48試合目。昨年のヨネックス・レディースで4位に入ったのが最高。リランキング22位で出場の今季はここまで5試合で第2戦の明治安田生命レディースで7位に入るなどメルセデスランキングも35位と健闘している。オフにコーチと取り組んだ岸部の武器でもあるアプローチとパッティングを生かして、この日は明治安田生命レディース最終日に続く自己ベスト67を記録した。

この大会では、妹でティーチングプロの岸部華子さんがキャディーを務めた。「姉妹なのでメンタル的な部分で助けられた」と言う。姉妹タッグで目指すツアー初勝利へ向け「緊張するけど、妹がキャディーなのでリラックスしてできる。明日も頑張って楽しくできたら」と明るく話した。