5位タイで出た小村優太(21=真駒内CC、日本経大)が最終日70で回り、4日間トータル10オーバー298で2位に3打差をつけて初優勝した。3日目終了時点で、3歳下の弟隼士(18=真駒内CC、東北福祉大)が首位タイにいた。3打差を追う展開に、「3日目まで流れが良くなかった。弟が上にいるのも意識した」と重圧を感じながらも、4バーディー2ボギーで逆転した。

9歳でゴルフを始め全道ジュニア、全道高校選手権などのタイトルを獲得してきた。前年21年は道アマ2位、北海道オープンではプロを相手に6位タイに入りローアマチュアに輝いている。平均300ヤードを超える飛距離に、今年ショートゲームでの技術が加わった。練習では8割をアプローチに費やす。「100ヤード以内に自信がついたので、ドライバーも思い切りよく振れるようになった」と言う。

日本アマ(6月28日~7月1日・広島カンツリー)には過去2度出場し、ともに予選落ちしている。3度目の今回、初出場の弟とそろって挑む。今年の目標は日本アマとQT。そして来年のプロテストへと将来を見据える。

▽最終順位 (1)小村優太(真駒内)298(73、78、77、70)(2)朴相大(シェイクスピア)301(3)高橋遼羽(シェイクスピア)302(4)小村隼士(真駒内)303(5)工藤大之進(札幌リージェント)304※上位5人が日本アマ出場権獲得