国内女子ツアーの宮里藍サントリー・レディースが9日、兵庫・六甲国際GC(6527ヤード、パー72)で開幕する。18年から大会名に名を連ねる大会アンバサダーの宮里藍さん(36=サントリー)は8日に会見。コロナ禍を経た19年大会以来3年ぶりの有観客開催を「すごくうれしい。選手もやっぱりギャラリーさんの声援が力になりますから」と喜んだ。

宮里さんは、19年大会からコースセッティングも担当。現在の主なピンポジションを決めることで「昨年は2日目に風が吹いてグリーンが硬くなって、思ったような結果にならなくて」と苦笑いしながら「今年は最終日に向け、スコアが上がっていくように決めました」。昨年の青木瀬令奈の優勝スコア通算17アンダーを例に出して「それと同等、それ以上のスコアを期待しています」と話した。

また今大会の「優勝者と2位」「今大会終了時の賞金ランク上位3人」にメジャーのAIG全英女子オープン出場権が与えられる。「全英のコースは急に雨が降ったり、風が吹いたり、それでもグリーンは硬く転がったり。リンクスのポットバンカーもある。出場は4日間でも、出れば必ず大きな経験になる。挑戦してほしいです」と話した。