2位から出た小祝さくら(24=ニトリ)は、優勝した菊地絵理香とのスタート時点の2打差を詰められず、3位に後退して今大会を終えた。

3バーディー、ボギーなしの69で回り、通算18アンダー、270。3つ伸ばしたが、2位で並んでスタートした三ケ島を1打下回り、順位を1つ下げた。

前半の4番パー5で、第3打を2・5メートルにつけて最初のバーディーを奪った。8番パー5も、第3打を3メートルにつけて伸ばしたが「前半、ショットをあまり(チャンスに)つけられなかった」と、その他のホールではグリーンを外したり、グリーンに乗せてもカップから遠い位置だったりと、物足りなかったという。5番パー4の第2打では、グリーン手前のバンカーに入れ、集まった地元ファンから「あ~っ」と、ため息がもれた。結局、パーでしのいだが、このホールで、同じく北海道出身の菊地が第2打を50センチにピタリと寄せ「オーッ」と、大歓声を巻き起こしたのとは対照的だった。

それでも最後までボギーなしで回りきり、18番パー4では、8メートルのパットを沈めてバーディーで締めた。「パターで頑張った1週間だった。(前戦の)先々週まではパターで悩んでいたので」と、グリーン上での手応えをつかんだ。「やっぱり優勝できなかったのは悔しいけど、そんなに悪いゴルフではなかった」と前を向いた。来週は、この日21・8度と涼しい北海道を離れ、兵庫でのスーパー・レディース(28日開幕)。「熱中症にかからないようにして、また北海道に帰ってきたい」と、今夏のうちに2試合が残っている、北海道での大会での初優勝を見据えていた。

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