2戦連続予選落ちで臨んだ渋野日向子(23=サントリー)は、5バーディー、ボギーなしの67で回り、5アンダーで3位と好発進した。7アンダーで首位の上原彩子と2打差。6アンダーで2位のハンナ・グリーン(オーストラリア)と1打差につけ、同じく67で回った古江彩佳らと並んだ。

インコースの前半は、12番パー5で最初のバーディーを奪った。フェアウエーからの第3打を50センチ足らずにピタリと寄せて伸ばした。13番パー3は、ティーショットをグリーン奥のラフに外したが、第2打をチップインで連続バーディー。満面の笑みを見せた。17番パー4は第2打を2・5メートルにつけ、3つ目のバーディーを奪って折り返した。

後半はパッティングのタッチもさえ、6番パー4、7番パー5で連続バーディーを奪った。6番は8メートルのパットを沈めて伸ばし、7番は2オンに成功。8メートルのイーグルパットこそ、わずかにカップ左を通過したが、しっかりと伸ばした。

ホールアウト後は「内容は、いろいろと思うことはありますけど、ノーボギーで回るのが久々ですし、これだけアンダーで回れたのは、すごくうれしいです」と、冷静な口調で話した。13番のチップインバーディーについては「あそこはラッキーだったかなと思うんですけど。一番外しちゃいけないところに外しちゃったので、モヤモヤしながらでした」と、笑顔で振り返った。

16番では3メートルのパーパットを沈めるなど、ピンチを回避した場面もあった。「今日はパッティングがすごい耐えてくれていたかなと思う。微妙な距離が今日はよく入ってくれましたし、パットの距離感がなかなか合わない中で、微妙な距離が入ってくれたのは、すごくよかったと思います」と、グリーン上には納得している様子だった。

ショットについては「まだまだ縦距離も合っていないですし、練習ラウンドに比べたらグリーンが硬くなっているので、ちょっと合わせるのに時間がかかりましたし、奥からのパットが多かった。けど、大きなミスというのが、先週とか先々週に比べたら少なかったかなとは思います」と話した。課題を挙げつつも、コースコンディションに応じて試合中に修正した。

今月に入って前週まで2週連続予選落ちだったが「特に変えたことはないんですけど、それなりに練習していたからかなとは思っているんですけど、まだまだ」と話した。好調を持続したい第2ラウンドに向けては「今日も、内容的にもまだ伸ばせるところはあるので、しっかりとそこを練習して明日、もっといい内容で回れるように頑張りたいです」と、気を引き締めていた。