渋野日向子(24=サントリー)が、日米両ツアー通じての今季最終戦最終日を7バーディー、1ボギーの66でフィニッシュ。通算7アンダーの10位でシーズンを終えた。

最終18番で3パットのボギーをたたき「良かったものすべてが吹っ飛んだ」とこぼしながらも、今季全日程を終えたためか落ち着いていた。好スコアだったが「自信を持って、すべてが良くていいスコアだった、とは思えない。運が良かったのかな~と」という。

米ツアー本格参戦1年目の今年。4月のメジャー・シェブロン選手権4位、ロッテ選手権2位など好スタートを切りながら、8月AIG全英女子オープン3位まで出場9戦で予選落ち6回、棄権1回と不調を極めた。

「前半が良かっただけに、後半の失速が…。気持ちもゴルフも並行して落ちていって、もったいない、悔しい1年だった」

そんな中、スイング改造を経て、ドライバーショットに安定感が出て来たのは、光明だ。今週は高弾道でほぼストレートのドローボールが目立った。「グリーンを狙うショットとかが悪くても、ドライバーだけは安定していたかな、というのはあります」という。

充実のオフにしたい。「ドライバー以下ですね。アイアンもウエッジも“何でそこからミスする?”とか、悔しいミスが多すぎる。今はほぼ自信を失っているけど、来年は1年通じて、自分を信じてやれるようにしたいです」と話した。