今年から米女子ゴルフツアーに本格参戦するツアー通算8勝の勝みなみ(24=明治安田生命)が親友の「しぶこ」の存在を支えに、メジャー初Vを狙う。
24日までに取材に応じ、米ツアー本格参戦2年目の“先輩”で、同じ98年度生まれ「黄金世代」の渋野日向子からのアドバイスを心強く思っていることを明かした。将来的な目標のメジャー初Vについては「できれば早めに。出る人にはチャンスはある」と意気込んだ。
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勝が米女子ツアー会員として初シーズンを迎える。「楽しみ4割、不安6割です」と心境を明かした。国内ツアー開幕戦のダイキン・オーキッド・レディースを含む3試合に出場後、渡米。休む間もなく、3月23日開幕のドライブオン選手権で米ツアー初戦に臨む。
昨年末の最終予選会(Qスクール)で多くの試合に出場できる20位以内をクリアする5位に入った。「飛距離だったり、大きな部分は結構通用するなと思った。パターもラインが読めていたし、ストロークもすごくいい感じでできていた。そこは劣っていないんじゃないかな」。手応えと同時に課題もできた。「いろいろな打ち方が求められたりすると思う。アプローチとか100ヤード以内をもう少し強化したい」。オフにスイングを微調整。理想のスイングを100%再現するために、必要な筋肉を鍛えるトレーニングも行った。
仲間がいる。渋野から「来年米国で一緒に戦えるのを楽しみにしてるよ」とメッセージをもらった。新生活だけに初めてのことも多い。「しぶこに携帯電話について聞くと、丁寧に教えてくれて。ありがたかった」と明かした。お互い国内ツアーが主戦場だったころ、仲良くなった。「1人で乗り込むより仲間がいる方が行きやすい。そういう意味ではすっごい心強いです」。さらに「ここにいる時間はいろんな話をしたり、アドバイスをもらったり、私も聞かれたら答えたり。そういう関係性を築けたら」と楽しみにしている。
畑岡奈紗は東京五輪を見据え、米ツアーを目指した。来年はパリ五輪が控えるが、勝は現段階で視野に入れていない。「ゴルフを始めた時は五輪競技ではなく、見ていたのは男子メジャーや全米女子オープンだった。いつかあの舞台で優勝したいとの思いがある。今は五輪に現実味がない」。
今季目標は「けがをしないで1年を終えること、シードを取ること。まずは1勝を目指して頑張りたい」とした。もちろん将来的なツアー目標は海外メジャーVだ。「できれば早めに。今季でも全然いい。簡単じゃないけど、出る人にはチャンスがある。出られる順位にいられるように頑張ります」。常に高い目標を持ちながら、結果を積み重ねていく。【近藤由美子】
◆勝(かつ)みなみ 1998年(平10)7月1日、鹿児島市生まれ。14年8月に日本ジュニア選手権、15年6月に日本女子アマ、同年10月に日本女子オープンのローアマ。17年7月にプロテストに一発合格。昨季は2勝。そのうち国内メジャー大会の1つ、日本女子オープンでは史上3人目の大会連覇を達成した。国内ツアー通算8勝。157センチ。血液型AB。

