前日の降雨によるコースコンディション不良でサスペンデッドとなっていた第2日の競技が再開され、通算6オーバー89位から予選通過に挑んだ渋野日向子(24=サントリー)は残り10ホールを1バーディー、3ボギーでラウンド。通算8オーバーの150でカットラインに5打及ばず、予選落ちした。

この日に向け「3つ4つは絶対に必要。相当頑張らんといけない。頑張ります!」と話していたが、12、13番を連続ボギー。16番のバーディーで意地を見せるも、最終18番も3パットボギーとなった。

この日朝は、午前3時半に起床。「3時台には起きたくないけど仕方ない」と冗談めかしたが、前々日、前日に続き、思い通りにいかないショットには「まぁ、こんなもんでしょう。曲がり散らかしてる」。

左右にぶれるショットに加え、グリーン上の読みも合わず「全てにおいてダメでした」。102位で予選落ちという結果にも「生きてたらこういうこともあるかな。本当にボロボロだったのでどうしようもない。最後まで攻めの気持ちを忘れずにやったら、3パットしました」と振り返った。

早朝スタートでも多くのギャラリーがついたが、結果で応えることはできなかった。

「土日はギャラリーさんが多い。プレーしたいと思ってたので、(サスペンデッドで)させてもらえてラッキーかな。雨に感謝しようと」

こう、ポジティブにとらえながらも「バーディー2個は寂しいわ」と申し訳なさそうに話した。

次戦はホステスプロとして挑む宮里藍サントリーレディース(6月8日開幕)への登録を終えた。

「(20年に)所属契約させていただいてから、1度も出れなかったので出たかった。頑張らんといけん」。しっかり立て直してファンの期待に応えたい。