前週に賞金王を確定させた中島啓太(23=フリー)が、1イーグル、5バーディー、ボギーなしの63で単独首位発進した。

3番パー4では、見事なイーグルを奪った。フェアウエー残り114ヤードからの第2打は「完璧なショット」。ピン奥20センチに落とし、バックスピンがかかったボールはそのまま、ピンに吸い込まれた。「最高の結果になってくれて良かったです」と振り返った。

その後も順調にスコアを伸ばし、第1ラウンドを終えた。それでも、「100ヤード前後のショットでミスを2、3本した。そこは悔しい」と課題を口にする。年間1位が決まっても向上心は欠かさなかった。

今大会を制すれば、尾崎将司、松山英樹らが達成している年間獲得賞金2億円を突破。史上5人目の快挙に向け快調なスタートを切った。賞金王は「明日からもスコアを伸ばしていきたい」と力を込めた。