米女子ゴルフのフォード選手権は29日、アリゾナ州ギルバートのサビル・クラブ(パー72)で第2ラウンドが行われ、笹生優花(22=フリー)が9バーディー、ノーボギーの63をマークして通算11アンダー、133で首位と3打差の6位に浮上した。66の畑岡奈紗は10アンダーの10位、勝みなみ、西村優菜は8アンダーの28位。古江彩佳は45位、吉田優利は52位で決勝ラウンドへ進出した。西郷真央は3アンダー、稲見萌寧と渋野日向子は通算1オーバーで予選落ち。ハナ・グリーン(オーストラリア)が14アンダーで単独トップに立った。

笹生は強風の中、「出だしからパットが入ってくれた」とインスタートの11番から4連続バーディーを決めた。後半もパー5の2番から4連続バーディー。7番も1・5メートルにつけ、9個目のバーディーを奪った。自慢の飛距離にフェアウエーを1度も外さないショットの正確性、わずか25パットとかみ合った。「1ホール1ホール、切り替えてプレーした」。昨季はメジャーの全米女子プロの2位を含めて8度も10位以内に入りながら、21年の全米女子オープン以来の勝利には届いていない。久々の勝利に向けて「しっかり集中できれば結果はついてくる」と決勝ラウンドを見据えた。