19位から出た蛭田みな美(26=ユアサ商事)が、ベストスコア「66」をマークし、首位と1打差の4位から、逆転での通算2勝目を目指す。出だしの1番パー5からショットが好調だった。ピン手前5メートルに2オンした。イーグルパットは、わずか10センチ届かず、今季初のイーグルはお預けとなったが、楽々とバーディー発進した。

2番パー3はティーショットを4メートルにつけて連続バーディーと、好スタートを切った。4番パー4では、第2打を1・5メートルにつけたが、下りの難しいラインを残し、バーディーパットは決めきれなかった。それでも「上からだから仕方ないと思って切り替えた。ショットは良かったので」と、失敗を悔やむよりも好材料に目を向けて終始前向きにプレー。7番パー3では、7メートルのパットを決めて3つ目のバーディーを奪った。

3つ伸ばして折り返した後半は、一進一退の展開が続いたが、17番パー5で今季初のイーグルを奪った。残り73ヤードからの第3打を、58度のウエッジでそのまま決めて、1番でイーグルを逃した雪辱を果たし「うれしかった」と、上昇ムードで最終日に臨むことになった。

1つ前の組で回っていた普段から仲の良い藤田さいきが、13番パー3でツアー新記録となる7度目のホールインワンを達成したことも刺激になった。「背中を見させてもらいました」と、尊敬する先輩に引っ張られる形で、そろって「66」のベストスコアをたたき出した。1打差で最終日に臨むが「最後のイーグルが大きかった。このコースは(起伏の激しいグリーンの)違う面につけると難しいので、しっかりとアイアンの縦距離を合わせて頑張りたい」と力説。逆転優勝のイメージをふくらませていた。

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