男子ゴルフで史上最年少15歳139日で22日にプロ宣言した加藤金次郎(15=フリー)が、25日開幕の国内男子ツアー、パナソニック・オープンでプロデビューする。
24日、会場の大阪・泉ケ丘CCで記者会見を開き、愛知・水無瀬中3年の加藤は「まずは決勝ラウンドがいい位置で迎えられるように、2日間頑張りたい。そこからまた上位、優勝争いが目指せるように頑張りたい」と意気込んだ。
日本ゴルフツアー機構(JGTO)によると、詳細な記録が残る1985年以降、大会初日に迎える加藤の15歳142日は、プロ最年少出場記録にもなる。これまではJ・ジェーンワタナノンド(タイ)の15歳300日が記録だった。
中学生でプロに転向した理由に、本人は「ゴルフは本当にお金がかかるスポーツで、両親に道具代や遠征費を出してもらっていた。それを自分の力で結果を出して、恩返ししたい気持ちもある」と謙虚に語った。
昨年8月、横浜ミナト・チャンピオンシップの主催者推薦選考会(マンデー予選)を突破するなど、これまでツアーにはアマチュアとして4試合に出場。最高は今年の中日クラウンズの63位。
実績を重ね、プロ初戦に向けては「(約270ヤードの)ドライバーはままだ飛ぶ方ではないので、ロングの3打目やショートゲーム、グリーンを外した時のアプローチ、パターでどれだけ稼げるかと思っているし、そこが今の一番の強み。1打1打集中して、自分らしいプレーができるように頑張りたい」と決意。
今回同様、今後も主催者推薦枠での出場で、10月2日開幕のバンテリン東海クラシック、11月6日開幕のACNチャンピオンシップでプレーする。来季ツアーの出場資格を得るため、予選会(QT)は現在1次を突破し、2次に進んでいる。
○…加藤の兄蔵乃介さん(19)は現在、関西大1年生で野球部所属。静岡・浜松開誠館2年生だった23年夏に、同校は甲子園に初出場し、兄は2年生ながら一塁手のレギュラーで2回戦まで進出した。1回戦の東海大熊本星翔(静岡)戦は4打数1安打、2回戦の北海(南北海道)戦は3打数無安打だった。
◆加藤金次郎(かとう・きんじろう)2010年(平22)5月6日、愛知・瀬戸市生まれ。公式戦ベストスコア63、将来の夢はグランドスラム、目標はタイガー・ウッズ、石川遼。名前は父親が姓名判断師から助言を受けて命名。現在のサインは「金次郎」と書く。165センチ(自身は167センチと公表)、72キロ。血液型O。
◆男子プロへの道 基本的にアマチュアを放棄し、プロ宣言すれば誰もがなれる。ツアー選手になるには予選会の突破などが必要。またJGTOの規定に「義務教育期間中の選手は不可」とあり、中学卒業までは出場資格は付与されない。主催者推薦枠でプロ生活を始めた加藤は、今季中に優勝してもツアー資格は付与されず、来季からの適用になる。

