6打差19位から出た新人の青木香奈子(25=マイナビ)が1バーディー、2ボギーの73で回り、通算1アンダーの143で33位。無事に決勝ラウンドに進んだ。

この日はバーディーなしの2ボギーで上がり18番パー4を迎えたが、最後に4メートルの初バーディーを沈めた。第1打を左のラフに入れたが、アプローチで挽回した。

「(17番まで)耐えるところで耐えて、バーディーは入らなかった。3~4メートルの入れたい距離を入れきれずに、ボギーだけがきた。最後に何か報われ、すっきりしました」

昨年プロテスト6度目で合格し、ルーキーイヤーの今季はレギュラーアツー開幕のVポイント×SMBCで、13位と上々のデビュー。並行して臨んだ下部ツアーでも、4月の大王海運レディースでプロ初優勝。一気に注目度が増した。

明るいキャラクターやルックスで、既にスポンサー9社と契約。各企業などに「予選落ちしたら賞金がないので、ありがたい」と感謝し、インスタグラムのフォロワーも約11万人を数え、人気選手の仲間入りを果たした。

ただ、春以降は調子が落ち、レギュラーツアーは20試合で16戦が予選落ち。リランキングもクリアできずに、今季残りは下部ツアーで活路を求める。

「最初は何も考えずに、いけいけゴーゴーで、たまたまうまくいったところもある。今、いろんな経験をして、ここが足りないと感じる部分はたくさんある。プロのセッティングの厳しさも感じている1年です」

そんな中でも、日本のトッププロでツアー通算4勝の河本結(27)と同じメンタルコーチ、兼下真由子氏の指導を受けて「調子が悪くても、笑顔を絶やさないことを心がけている」という。

下部ツアーで優勝しているため、来季レギュラーツアー出場資格を得る予選会(QT)は最終ステージから出場できる。

「最近はショットが全然良くなくて、フェアウエーに置けず、グリーンに乗らず、アプローチ、パターで耐えている。でも一時期、すごく悪かった調子は上がり気味。それで、いい状態を迎えられたらいい。この1年、レギュラーツアーで経験できたことを、来年はそのレギュラーツアーで試したい」

17日の最終日で、その意気込みを結果で示す。

◆青木香奈子(あおき・かなこ)2000年(平12)4月11日、宮崎市生まれ。10歳からゴルフを始める。宮崎日大高卒業後は地元のゴルフ場で研修生を務め、23年末から関東に活動拠点を移し、24年はプロ予備軍が挑むマイナビネクストヒロインツアーで1勝を挙げる。24年11月のプロテストに6度目で合格。好きな選手はネリー・コルダ(米国)。166センチ、55キロ。