10位から出た岩井明愛(23=Honda)が5バーディー、ノーボギーの67で回り、通算8アンダーの136で、首位と4打差2位に急浮上した。今季から主戦場にする米女子ツアーでは初勝利を挙げ、国内では1年ぶり通算7勝目を射程圏に入れた。66で回った佐久間朱莉(22)が通算12アンダーで首位を守り、72の渋野日向子(26)は同1アンダーの29位で予選を通過した。

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岩井ツインズの姉明愛が、国内5戦目で今季初勝利を射程圏に入れた。首位の佐久間と4打差2位に「いい位置で戦える。楽しんでやれば、自ずと結果がついてくる」と自然体だ。

この日は正確なショットが復活した。フェアウエーキープ率は前日の36%から71%へ。米ツアーで全体の17位につけるパーオン率は、67%から83%へアップ。「気持ちいいショットが昨日より多かった気がする。ピンチらしいピンチは、なかったかな」と笑った。

ピンを狙う強気なゴルフが真骨頂だが、難コースがほとんどの米国でマネジメント力を養う。初勝利は妹千怜(ちさと)に先を越されたものの、8月のポートランド・クラシックで美酒を味わった。米国で戦う今の姿勢を表す言葉が「ガシガシ攻める」だ。

改めて日本のメディアに説明した。「最初は『ガツガツ』って言ってたけど、何かグリーンをオーバーするイメージ。でも『ガシガシ』だと、ピンに絡んでいくイメージなんですよ」。自らのゴルフに、少しだけ注意を与えてくれる最適な言葉だという。

国内で優勝すれば1年ぶり通算7勝目。米ツアー最終盤の日程が控える中、一時帰国している日本ツアーでさらに磨きをかけたい。

◆岩井明愛(いわい・あきえ)2002年(平14)7月5日、埼玉県生まれ。埼玉栄、武蔵丘短大に進学し21年プロ転向、23年KKT杯バンテリン・レディースで初優勝。既に勝利していた千怜とともに国内で男女通じて初の双子制覇。今季から主戦場にする米国でも史上初の双子で優勝を飾る。161センチ、59キロ。

【写真特集】しぶこスマイル渋野日向子 ラインを読む中村心/女子ゴルフ第2日2