ツアー通算1勝の永井花奈(28=ServiceNow)が、9年ぶりの復活優勝へ、千載一遇のチャンスも無欲で挑む。2バーディー、1ボギーの71と1つ伸ばし、通算10アンダー、206。最大瞬間風速16・5メートルの強風で、アンダーパーはわずか10人だったが、最終18番のバーディー締めで、その仲間入りを果たした。昨季年間女王で14アンダーの首位佐久間朱莉とは4打差。逆転には他力の要素もあるだけに、無欲で自分との戦いを、最終ラウンドのテーマに掲げた。

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最終日に勢いをつけるバーディー締めだった。18番パー5。永井が放った第3打は、スピンをかけてピン手前1メートル足らずにピタリと寄せた。スタート前から目標に掲げていた大台10アンダーに乗せるとともに、この日10人目のアンダーパーの仲間入りを確実にするショットを、最後に繰り出す勝負強さを発揮した。17年樋口久子・三菱電機レディース以来の2勝目へ、このホールで伸ばせなかった佐久間との差を4打に縮めて単独2位で最終日に臨む。

同組で回った佐久間は、前日の第2ラウンドを大会コース記録に並ぶ62、この日もベストスコア69を出していた。永井は「うまかった」と、素直に称賛。最終日の照準は、佐久間に絞られるが「ここまで離れちゃうと。相手も相手ですし。自分が最善を尽くすだけ。(相手は)あまり気にせず『4日目もいいプレーだったな』と思えるように回りたい」と無欲。自分がいかにいいプレーができるかを重視。その先に9年ぶりの優勝があると信じていた。

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