<柔道:世界選手権>◇第6日◇31日◇ブラジル・リオデジャネイロ◇男子100キロ超級

 初出場の七戸龍は健闘及ばず地元ブラジルのシルバに一本負け。世界の厳しさを痛感した。

 1、2回戦は豪快に一本勝ち。「気迫のある柔道で攻める」との思いを体現していた。

 ロンドン五輪3位のシルバには2月の大会で勝ち、この日も果敢に前に出た。しかし巨体の相手と胸が合い、中盤過ぎに大外刈りを食って天を仰いだ。

 男子最重量級は2005年カイロ大会を最後にメダルすら取れず、ロンドン五輪でも惨敗。

 看板階級再建の期待を背負う24歳の有望株は「日本柔道ではこの階級が注目されていることは分かっている。勝たなければいけない」との使命感に燃えていた。気持ちを切り替え、銅メダル獲得を目指す。