女子シングルス2回戦に臨んだ福原愛(26=ANA)は、2-4でテチアナ・ビレンコ(ウクライナ)に逆転負けした。

 カット型の守備的な戦術を取る手足の長い相手に、強打を左右に振っても次々と拾われた。1、3ゲーム目を奪って主導権を握りかけたが、次第にミスが出るようになった。第6ゲームはマッチポイントを握られてから粘ったものの、力尽きた。

 福原は「もう少し(第6ゲームの)最後のような戦いができていたらな、と思う。今までいろいろ強い選手をカットで破っている相手なので、弱気になりすぎてしまったのかも」と、険しい表情で話した。

 また、同じく女子シングルス2回戦に臨んだ平野早矢香(30=ミキハウス)も、ハナ・マテロバ(チェコ)に逆転負けした。平野早は「力を出し切れなかったという感じではない。ゆっくりと試合のビデオを見ないといけない」と、まずは敗因の分析に努める構えだ。