山口がリベンジを果たす。世界ランキング10位の山口茜(福井・勝山3年)が、志田千陽(青森・青森山田3年)に2-0で圧勝し、準決勝進出を決めた。
山口らしい戦い方だった。2回戦から準々決勝までの4試合を全てストレート勝ちし、世界トップレベルの違いを見せつけた。対戦相手が、大応援団を率いるも、山口は表情や声を一切出さない“無表情プレー”を淡々と続けた。「今日は、決め急ぐことなく、試合展開を見ながらプレーすることが出来ました。ミスも少なかったことも大きいです」と振り返った。
山口は小3の時、「全国ABCバドミントン大会」決勝で敗退した経験がある。周囲からは「プレー中、泣いたから負けた」と言われ、それ以降、試合中は、無表情プレーを続けているという。
11日の準決勝では、今年3月の全国高校選抜大会でストレート負けした荒木萌恵(千葉・西武台千葉3年)と対戦する。荒木は83年に中国代表として全英オープン女子ダブルスで優勝した呉(現姓荒木)健秋さん(52)の次女だ。「世界ジュニアチャンピオン対元世界王者の娘」との注目の対決となる。山口は「勝つだけです。あの時の悔しさは忘れていません」と、静かに闘志を燃やした。
山口は、シングルスで史上初の3連覇も懸かっている。「自分がその位置にいるのであれば、挑戦したいです」。山口がバドミントン界の歴史に名を刻もうとしている。


