フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルを世界最高得点で制し、男子史上初の3連覇を達成した羽生結弦(21=ANA)が15日、大会が行われたバルセロナから羽田空港に帰国した。

 空港には300人のファンが待ち受け、「おかえり~」「おめでとう」の声も上がるなか、黒いTシャツ姿で笑顔をみせた。先月下旬のNHK杯に続く世界最高得点となる会心の演技については、「全開の300点超えで達成感があって、今回は安堵(あんど)感がありました。そういう意味でもビックリしている」と日本の盛り上がり方に驚いた様子。年末には4連覇を狙う全日本選手権(札幌)が控えるが、「得点とかは関係なく、自分自身のスケートをどれだけ磨けるかが大切」と述べた。

 空港での会見では、詰め掛けた報道陣からカメラのフラッシュを浴び、「これはテレビで『フラッシュの点滅にご注意ください』って出るやつですね。でも私がフラッシュにご注意くださいか。まぶしいーー」とおどけて話す姿もあった。