3年連続8度目出場の富士見(静岡)が高崎健康福祉大高崎(群馬)に0-2で敗れた。負傷中の堀瑞貴主将(3年)が途中出場したが、3年連続で初戦を突破できなかった。

 富士見が3年連続で初戦で敗退した。第1セットを取られ、第2セットは4-0とリード。しかし、サーブレシーブで乱れ、競った終盤も粘りきれなかった。甲斐健悟監督(32)は涙を流しながら言った。「選手たちは良くやってくれた。後輩を全国に連れて行くために3年生が残ってくれて、ここまで来た。感謝しかない」。堀は1年から出場するも、昨年12月26日の練習で右膝前十字靱帯(じんたい)を断裂した。第2セット途中にピンチサーバーで出場してチームを鼓舞したが、流れを取り戻せずに終戦。「3年間ここに来られて良かった。一番良い場所です。来年は強い選手がいるので、今度は全国で勝って欲しいです」と後輩に思いを託した。