柔道女子は「おでんジャパン」!? リオデジャネイロ五輪代表らが26日、都内で合宿を公開。女子57キロ級で2連覇を狙う松本薫(28=ベネシード)が7人の代表がそろったチーム名を聞かれると「考えてなかったな~。こういうの求めてきますよね~」と最年長らしく悩み抜いた結果、「おでんくんたち」の一声。きょとんとする報道陣に説明し始めたのは…。

 リリー・フランキー原作のキャラクターで、もちきんちゃくをモチーフにしたのが「おでんくん」。それにそっくりなのが、女子78キロ級の梅木真美。松本いわく、「あの子を畳の上になじませて、自立させたい。私たち(先輩は他の種として)だしになってくるんでしょうね」。年少の梅木が初の五輪でも物おじしない試合をできたら、おのずと他選手も「自立」している? ということか。

 伝え聞いた梅木は、「似ているし、しょうがないですね。良い具材になるように頑張ります。言ってもらえてありがたい」と苦笑いで感謝した。松本が「個性豊かな選手がそろった」と話す7人。1つの鍋、いやチームのなかで個性を生かし合い、「絶品」の試合をみせる。【阿部健吾】