競泳男子平泳ぎで04年アテネ、08年北京五輪2冠で今春に現役引退した北島康介氏(33)が「肉体改造」に着手する。21日、都内で開かれた「コカ・コーラ」サマーキャンペーン2016キックオフ記念イベントに参加した。

 引退後は7年前から社長を務め、選手のマネジメント、水泳教室などを展開する「IMPRINT」の社業中心に、多忙な日々を送る。毎日ハードな練習を続けた現役時代とは対照的な生活で、トレーニングからは遠ざかっている。もっとも、いくら引退したとはいえ、レジェンドとして中年太りしていくわけにはいかない。「夏に向け、服を脱ぐ機会も増える。最近、ちょっと脂肪が増えて、ちょっとたるんできたのでトレーニングをやり直して、ナイスバディーにしたい」と「肉体改造」を宣言した。

 この日は、雨上がり決死隊の宮迫博之(46)蛍原徹(48)とともに、イベントを盛り上げた。現役時代、同社の所属選手だったが、引退を機に「コカ・コーラ・チーフ・オリンピック担当・オフィサー」に就任。今後は五輪ムーブメントを推進し、スポーツ振興や次世代育成に取り組む。リオデジャネイロ五輪開幕まで、あと1カ月半。「選手はハードな追い込み時期。しっかり準備してほしい」と後輩の現役選手を思いやっていた。