トヨタ自動車は1日、フィギュアスケート男子の宇野昌磨(19=中京大)が同日付で入社したと発表した。宇野は同社を通じて「フィギュアスケートは国内のみならず、海外での試合も多いため、世界各国に広がるトヨタの従業員や関係者の方々に応援いただけることはとても心強く、皆様とコミュニケーションが図れることをとても楽しみにしています」などとコメントした。中京大にも引き続き在籍し、学生と社会人を両立していく。

 宇野は今年の世界選手権で2位に入り、18年平昌五輪のメダル候補として期待が大きい。豊田章男社長は「日本を背負い、世界を舞台に挑戦を続けるアスリートが私たちの仲間になることをうれしく思います。宇野選手の演技がたくさんの人を笑顔にしてくれることを期待しております」とエールを送った。

 同社にはかつて10年バンクーバー五輪5位の安藤美姫(29)が在籍し、同五輪8位の小塚崇彦さん(28)は引退後の現在も所属し、アジア地域へのフィギュア普及活動などを行っている。