打倒ビーナスだ。女子シングルス世界59位の大坂なおみ(19=日清食品)が、同23位で第22シードのストリコバ(チェコ)を6-1、0-6、6-4で破る金星を挙げ、初出場で3回戦進出。次戦で5度の優勝を誇るV・ウィリアムズ(米国)と対戦する。大坂は、これで4大大会全てで3回戦に進出。日本女子では7人目の選手となった。

 日本が誇る女子テニスの「新幹線」が、聖地で最高の発進だ。愛称をつけてもらった相手に、その名の通り、高速ショットでお礼の乱打を見舞い、フルセットでの金星だ。「とてもうれしい」。久々に出た、たどたどしい日本語で満面の笑みを浮かべた。

 第1セットは1ゲームしか与えず、わずか27分で料理。「まさに新幹線だったわ」。しかし、逆に第2セットは「相手が良くてパニックになった」ことで、逆に1ゲームも奪えなかった。「新幹線、完全に止まっちゃった」。それでも、苦手な忍耐で、振られてもミスを減らしチャンスボールをたたき込んだ。