ショートプログラム(SP)首位スタートの友野一希(19=同大)がフリー140・28点の合計202・27点で優勝した。

 表彰式には大会を協賛し、食肉を販売する元三フード株式会社(本社大津市)のマスコットキャラクター「げんちゃん」が登場。ゆるキャラグランプリ2016にも出場したげんちゃんのぬいぐるみなどがプレゼントされ、隣にいた巨体が服を脱ぐと「ハラミ」などと書かれた部位説明が出現。まさかの展開に、友野は3位の本田太一(19=関大)らと大笑いでコミュニケーションを取った。

 シニア初の実戦披露となったフリーは、4回転サルコーに2度挑戦するも回りきらず。「あまり良くなかった。まだまだ安定していない」と頭をかいた。SP2位スタートの本田は、フリー99・03点の合計157・22点と悔しい結果。冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の失敗で4回転トーループは回避し「夏休みに練習を頑張りたい」と意気込んだ。