フィギュアスケート女子で平昌冬季五輪代表を目指す今季、シニアデビューする本田真凜(大阪・関大高)が30日、拠点とする大阪府高槻市の関大アイスアリーナで練習を公開し、ショートプログラム(SP)をピアノ曲に変更する意向を明らかにした。SPでタンゴを滑り込んでいたが、新たに振り付け、10月後半に開幕するグランプリ・シリーズに間に合わせるという。

 本田は約1週間前に「(浜田美栄)先生の車に乗っていたときにたまたま聞いた。すごく衝撃なぐらいすてきな音楽に出合った」と説明し、曲名は現時点で非公表ながらも「自分が滑っているのがすごくイメージできた」と笑顔を見せた。今季初戦のUSインターナショナルクラシック(9月14~16日・ソルトレークシティー)はSPで昨季の「スマイル」を滑る。

 練習ではジャンプの出来にばらつきがあったが、21日に16歳の誕生日を迎えたホープは報道陣からケーキを贈られると満面の笑みを見せ「五輪に出場したいとすごく強く思っている」と話した。

 左股関節骨折からの復活を目指す全日本選手権女王の宮原知子(関大)は練習を欠席し、浜田コーチが「夏バテも含めて熱が高い」と説明した。