スピードスケート女子短距離のエース小平奈緒(31=相沢病院)が「昨季超え」で平昌(ピョンチャン)五輪金メダルに迫る。

 13日、長野市のエムウエーブで行われた非公認の記録会に参加。500メートルで12日の37秒47に続き、37秒52の好タイムをマークした。15戦全勝と無敵の強さを誇った昨季でさえ、同リンクで滑った12月のW杯では37秒75と、この時期には驚異的といえるタイムを連発している。それでも、小平は「タイムはそこそこ出ているが、滑りは満足いくものではない」とより高いレベルに意識を置く。20日から始まる今季開幕戦、全日本距離別選手権に向け、「スピードがついてきている分、インカーブが難しくなっている。実戦を重ねながら良いレースを作っていきたい」とテーマを掲げた。