日本ラグビー協会は19日、11月末までのテストマッチ4試合に臨む日本代表選手34人を発表した。

 都内でジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC、47)が会見を行い、名前を読み上げて「選手選考は非常にバランスが取れたと思う。若手で成長する選手がいる一方、経験がある選手も入った」と満足げに語った。

 初選出はトヨタ自動車でルーキーながら主将を務める、フランカー姫野和樹ら6人。フランカー、リーチ・マイケルが主将を務め、15年W杯に出場したCTBマレ・サウも代表復帰した。

 日本代表は19年W杯日本大会に向けて、スーパーラグビー(SR)サンウルブズとの連携強化を図っている。サンウルブズの新HCにも就任したジョセフ氏は「強化と成長を加速させると思う。選手が同じ時間を過ごす時間がない中での戦い。全部の試合に勝ちたい」と気合を入れた。

 世界ランキング11位の日本は28日に世界選抜(福岡)、11月4日に同3位のオーストラリア(横浜)と対戦。その後、フランス遠征で19日(日本時間)に同13位のトンガ、25日に同8位のフランスと戦う。