ラグビー元日本代表監督の平尾誠二さんが53歳で亡くなってから一周忌を迎えた20日、総監督、ゼネラルマネジャーを務めたトップリーグ神戸製鋼の選手たちが、練習前にクラブハウスで行われたミーティングで黙とうをささげた。

 フランカーの前川主将は「平尾さんのためにもいい結果を残したい」と話した。平尾さんは社会人の神戸製鋼時代に、日本選手権7連覇を達成。前川は「神戸製鋼をつくってきた人」とたたえた。プロップの山下は「平尾さんに怒られることが多かった。平尾さんがいたらな、と思うことが出てくると思う」とラグビー界の大スターをしのんだ。会社が製品データ改ざん問題で揺れる中、22日に神戸市でリコーと戦う。