役員人事などを巡る内紛で混乱する日本ハンドボール協会は22日、東京都内で評議員会を開き、新理事27人を選んだ。不適切な会計処理の責任を取って9月に辞任した前会長の渡辺佳英氏と前副会長兼専務理事の蒲生晴明氏は候補に入っていたが、落選した。28日の理事会で新会長を選ぶ予定。

 渡辺氏は6月の評議員会で一部幹部らの組織運営に問題があったとして蒲生氏と当時の事務局長の解任動議を提出。弁護士らによる第三者委員会が不適切な会計処理を認定し、9月の理事会で会計責任者だった事務局長を事実上の解任とし、渡辺氏と蒲生氏が役職から退いた。