フィギュアスケート女子の三原舞依(18=シスメックス)が16日、グランプリ(GP)シリーズ第5戦フランス杯(17日開幕、グルノーブル)の本番会場で公式練習に臨んだ。フリー「ガブリエルのオーボエ」の曲をかけての練習では大きなミスなくジャンプなどをこなし、中野コーチと笑顔を見せる場面もあった。

 GP第3戦中国杯ではショートプログラム(SP)での出遅れが響き、4位に終わった。それぞれ2大会出場で上位6人が出場できるGPファイナル(12月、名古屋)進出には、今大会の優勝が最低条件となっている。

 中国杯から6日に帰国した後はSP「リベルタンゴ」の改良に取り組み「オフアイス(リンクを離れての陸上トレーニング)をよくやってきました。これまで考えていた『強い三原舞依』をちょっと置いておいて、新たな感じを意識している」と笑み。「言葉で表すのが難しいけれど、『あっ』と思わせられるような演技をしたい」と17日のSPを見据えた。