フィギュアスケート女子の白岩優奈(15=関大KFSC)が16日、グランプリ(GP)シリーズ第5戦フランス杯(17日開幕、グルノーブル)の本番会場で公式練習に臨んだ。

 GPデビュー戦で8位だった前週の第4戦NHK杯から連戦。時差もあり、疲れが懸念されるが「試合に出させてもらえる。そんなこと(疲れ)は言っていられない」と意気込んだ。

 NHK杯では演技中にさまざまなことが頭をよぎった。フリーでは単発になってしまった3連続ジャンプを、最後に取り返そうとして2回転ループの単発になるなど不完全燃焼だった。

 「今回は考えすぎずに今、自分ができることをやろう」。そう決心し、フランスに乗り込んだ。「他の選手を見て、自分がうまくなるわけじゃない」。GP第2戦スケートカナダ優勝のオズモンド(カナダ)、同第3戦中国杯優勝のザギトワ(ロシア)ら実力者が集うが、自分の演技に集中して成長を見せる。