ディー・エヌ・エー(DeNA)は6日、男子プロバスケットボールBリーグ川崎ブレイブサンダースのクラブ運営を18-19年シーズンから承継することを発表した。6日のBリーグ理事会で継承が認められ、川崎市内で会見した。DeNAは2018年1月以降に、100%出資する子会社「株式会社DeNAバスケットボール(仮称)」を新設し、現在の川崎の運営会社TBSLサービスのバスケットボール事業を吸収分割することで合意した。

 今季はそのままTBSLサービスがクラブを運営し、DeNAはスポンサーとしてクラブを支援する。来季が始まる7月1日には運営体制をDeNAバスケットボールに移行する。TBSLサービスの親会社である東芝は、来季以降はスポンサーとして、引き続きクラブの支援を行う。

 川崎の資産の帳簿価格は、3月期実績で300万円。DeNAバスケットボールの代表取締役社長に就任する、現株式会社横浜DeNAベイスターズ執行役員事業部長の元沢伸夫氏(41)は「ベイスターズのノウハウを生かして川崎に愛されるクラブを」と語った。現在のクラブ名やユニホームやチームカラーを引き継ぐかどうかは未定とするものの、DeNAスポーツ事業部長の岡村信悟氏(47)は「これまでの尊重が基本姿勢」と話した。

 なお、譲渡を決めた東芝は、合理化の一環として見直しの対象だったラグビー部と野球部の運営継続を発表した。