国際オリンピック委員会(IOC)は5日、スイスのローザンヌで開いた理事会で、ロシアの国家主導のドーピングを認定して来年2月の平昌冬季五輪から同国選手団を除外することを決めた。ロシアは12日にも選手の個人資格による出場の是非を判断する見通し。
IOCが示した国旗や国歌の使用を認めない形での参加に「ロシアへの侮辱」と反発していたプーチン大統領は6日、「ロシアにも一部悪いところがあった」として、ロシア人選手の個人資格での参加を「政権が邪魔することはない」と述べ、容認する姿勢を見せた。
IOCは過去に違反歴がないことや、大会前の検査など厳格な条件をクリアし、潔白を証明した選手のみに個人資格で参加を容認する。国のドーピングへの関与を一貫して否定していたロシアにとっては、処分受け入れのハードルは高いとみられていた。レベジェフ下院副議長は「五輪を完全にボイコットすべきだ」と訴えていた。
昨夏のリオデジャネイロ・パラリンピックでロシア選手団を大会から締め出した国際パラリンピック委員会(IPC)は、22日に平昌大会への参加可否を判断する。
今回のIOCの処分と今後のロシアの反応はIPCの姿勢にも影響を与えるとみられる。メダルを量産してきた冬季スポーツ大国が五輪、パラリンピックから不在となる懸念が示されていた。



