関西リーグ5度の優勝を誇る大体大が、14年以来4年ぶりのAリーグ復帰を果たした。Aリーグ8位の摂南大を28-17で破った。

 先制したのは大体大だった。前半12分に左展開からCTB山下真之介(2年、荒尾)がトライ。ゴールも決まって7-0とする。その後、摂南大はPGを狙わずにモールから外国人留学生が2連続トライを返し、前半は12-7と摂南大リードで折り返した。

 大体大は後半6分に連続して密集サイドを突いて、PR松岡啓太(4年、常翔学園)がトライ。ゴールも決まって14-12と逆転した。

 試合は1点を争うシーソーゲームになった。

 摂南大は後半18分にCTBトゥア・サミソニ(4年、トンガカレッジ)が再びトライを挙げて17-14とする。

 3点を追う大体大は、同25分にラインアウトからのモールを押し込んでトライ。ゴールも決まって21-17と再逆転。終了間際にもトライとゴールを重ね、摂南大を突き放した

 大体大は昨年、関大との入れ替え戦で10-10の引き分け。規定により昇格を逃していた。屈辱を糧に、かつての関西の強豪がAリーグに戻ってくる。