女子1000メートルで小平奈緒(相沢病院)が1分12秒09の世界新で優勝した。従来の記録はブリタニー・ボウ(米国)が2015年に出した1分12秒18。女子の日本勢が個人の五輪種目で世界記録を出すのは初めて。

 小平は1000メートルでW杯3勝目、500メートルと合わせて通算19勝目。自身の日本記録を0秒42塗り替えた。最終組で同走した高木美帆(日体大助手)が1分12秒63で2位だった。

 個人種目での日本勢の世界記録は、05年に男子500メートルで出した加藤条治(博慈会)以来。

 ◆小平奈緒の話 今日は喜んでいい。自分のレースに徹する集中力があった。(来年2月の平昌五輪まで)ここからが勝負になる。けがや風邪に気を付けて、隙をつくらないように、自分を高めていきたい。