日本陸連の年間表彰式「アスレティックス・アワード」が19日、東京都内で開かれ、世界選手権(ロンドン)の男子50キロ競歩で銀メダルを獲得し、最優秀選手に選ばれた荒井広宙(自衛隊)は「光栄な気持ちでいっぱい。今後は2020年に向けて準備し、最高の結果を残せるよう日々精進していきたい」と述べた。

 男子100メートルで日本人初の9秒台となる9秒98をマークした桐生祥秀(東洋大)は特別賞を受賞。「世界の部分ではまだ活躍できていない。速さと強さのある選手になりたい」と貪欲に話した。

 優秀選手には世界選手権男子200メートルで最年少決勝進出者となり、9月に米フロリダ大に進学したサニブラウン・ハキーム、世界選手権男子400メートルリレー銅メダルの多田修平(関学大)飯塚翔太(ミズノ)桐生、藤光謙司(ゼンリン)ケンブリッジ飛鳥(ナイキ)が名を連ねた。担当記者による新人賞は多田と女子マラソンの安藤友香(スズキ浜松AC)、日本陸連選出の新人賞は男子競歩の小林快(ビックカメラ)に贈られた。